【書評】「乱読のセレンディピティ」外山滋比古
「乱読のセレンディピティ」を乱読いたしました。
どうも、kaitoです。
読書好きって言っていた割には本の内容に触れるの始めてな気がします。
書評なんて図々しく書いていますが、ただのメモ書きみたいなものです。
書こうと思ったのは東京に来ていて読書ノートを忘れたのでここに書いとくかって感じです。
乱読のセレンディピティ
セレンディピティという単語は化学を専攻していることもあり、教授がなかなかの頻度で使用してくる。セレンディピティの説明はこちら
要は運を掴みとるという力のこと。
僕は大学の講義などで専門書を読むことがあるが、その時は隅から隅まで読むことが多い。しかしこういった普通の本を読む時は基本乱読（速読みたいなもの）をしている。というのもこの本を読むのは今回が2度目であり、この本を読んだおかげで本を乱読しようと思った（それが良いのか悪いのかは置いておくとして）。ちなみにこの乱読をしていることもあり書評も乱れていることもご了承いただきたい。
自分に残ったことを書いていく。
- 本にはアルファー読み・ベーター読みがあり、前者は前提知識を持った本を読むこと。後者は前提知識のない本を読むこと。
- アルファー読みは疲れないのでスラスラと読める。ベーター読みはそうではない。
- ベーター読みをできる人が本当に本を読める人であり、それをできる人は少ない。
- 本を読んでいて、重要だと思っていても読み終わると忘れていることがあるが、そうではないことを覚えていることもある。それが後にふと使える時がきてセレンディピティを起こす。
- 最近は本が多く、乱読がより重要だといえる。（昔ホリエモンのスピーチで「浴びるように本を読んでも大事なことだけは自分に残る」と言っていた気がしなくもない）
- 知識を大量に詰め込んだだけの頭でっかちなバカが多い。そのため浴びるように読み、人間の元々備わっている機能「自然忘却」を利用し必要な知識のみが残るようにする。
以上。
この本の最後の章に書かれていることは、外山滋比古先生の大ベストセラー「思考の整理学」につながっている部分があるため両方読んでいるといいのかもしれない。さらにグライダー人間に似たような記述もあったため、やはり続けて読むのがいいのだろう。
